ヒューマンデザインあるいは遺伝子易経における64種類の才能の中に「貪欲」があります。
欲望系の才能は「渇望」「欲望」「執着」「貪欲」と4つあります。
貪欲は、ルートチャクラに出入口を持つ「もっと、もっと」という「強欲」とも呼ばれる才能です。クンダリーニが渦巻く才能であり最高に開花すると「昇天」へと至る才能です。
さて、7つの大罪の一つでもある「強欲」ですが、当然にこのままではダークサイドであり、周囲に大変迷惑を掛けます。易においては54:雷沢帰妹です。
貪欲が止まらない人への処方箋としては、常識的には「禁欲」だったり「抑制」だったりします。
「足ることを知りなさい」というかもしれません。
しかし「貪欲」は「渦巻くクンダリーニ」という才能なので「抑制」とか無駄です。
必ず爆発します。
「知足」についても、根源のチャクラに出入口を持つ才能なので
知的なアプローチは実は一番難しいのです。
つまり、貪欲の処方箋は常識にはありません。
では、存在しないのか・・・
答えは大志です。
「少年よ大志を抱け」は、札幌農学校(現在の北海道大学)の初代教頭であったウィリアム・スミス・クラーク博士が、同校を去る際に学生たちに贈った言葉です。
英語では「Boys, be ambitious!」です。
強欲、あるいは貪欲の段階ではエネルギーは個人的な目標に向けて消費されますが
自分だけではなく多くの人を助けるような目標を掲げて行動するとき、
それは貪欲とは呼ばれず「大志」と呼ばれます。
貪欲から大志への遷移
腹の底から「もっと、もっとだ」という思いが湧き出す強欲を自覚する人は
そのエネルギーを大志に注ぐことで昇華しましょう。
常識に存在しないダークサイドから才能の領域への遷移のお話でした。